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Crazy is Perfect!!

橋本くん出演N2N感想④

これで曲にのせて?の感想は最後になります。

Maybe(Next to Normal)

副題にタイトルを冠するこの曲は、「Next to Normal」を初めて劇中で聴くことができる曲。母娘が心を開いて思いを打ち明けていく。ダイアナはナタリーにNormalを与えたかった。でも、普通が何か分からない。ナタリーはなんと普通じゃなくてもいい「Next to Normal」普通の隣でいい。Normalは似合わないと。なんてステキな言葉。ダイアナ、どれだけ救われたか。そして、生きる力になったか…そして、娘に自分の幸せを見つけさせるためにダンスに行けという。よっしゃ!!ダイアナ!!ありがとうダイアナ!!(バカでごめんなさい)

このシーンでもよくわかるけど、本当に親から子供への愛は無償の愛とか言うけど、子供から親への愛のほうが深くて普遍的で純粋で尊い

 

Hey #3 / Perfect for You (reprise)

この前奏が流れるとヘンリーが来る!!と脳内インプットされた。2階のセンターでナタリーを探すヘンリー。青いタキシードがよく似合う。ディズニープリンス登場に沸く私。いや沸くなんてもんじゃない、体中の血液が逆流し、毛穴という毛穴から何かが噴出してくる感じ。トキメキとはまさにこのこと(表現がかわいくないけど)!!!

探してる時間が楽に近くにつれて気持ち長くなってる気がして…ファンサ?!ファンサですか?!ありがとう橋本くん!!コンサートかと錯覚しそうになってたよ!!やっぱり彼はセンターが似合う。

で、ヘンリーまたまたすごくいいこと言うんだ。ナタリーはやっぱり自分がダイアナみたいに狂っちゃうのが怖くて今は良くても狂っちゃったら目の前のヘンリーを失うことを考えてその思いを吐露する。ちょっと半狂乱になりながら。クソまみれとか歌ってたしw君にとってPerfectな存在になる、君がCrazyになったら僕も一緒にCrazyになる、CrazyはPerfect的なことを歌ってた。お願い歌詞…。ヘンリーの優しさは狂ったっていいじゃん。何が悪いの?みたいにそれごと認めてくれるところなのかな。と。そして、この時の昆ちゃんナタリーのお顔がそれはもう、めちゃくちゃ幸せそうでとんでもなく可愛すぎて。この顔至近距離で見ながら歌ってるのを思うと、それは気持ち入りますよね…て思う。

この2人のシーンの時は、正面は向かないから、上手・下手によって見られるお顔が違くて、それも楽しみだったな。

この後2人ではけてく時もピッタリくっついててヘンリー左手でナタリーの腰を抱いて、右手でナタリーが脱いだコートを取る。この後のシーン、ナタリーこのコートを着てるんだけど、袖で「はい、ナタリー」とか言いながら橋本くんが昆ちゃんに着せてあげてるのかな?なんて妄想して萌えまくってたwなんてステキな王子様……

 

So Anyway

家を出ることを決めたダイアナがダンに別れを切り出すシーン。ヘンリーと同じようにダイアナのことを一途に愛しているダン。対比が悲しい。ダイアナの「愛してる。愛されてる。でも出ていくわ」と、愛しているからこその別れだと話すダイアナ。2人でいるとゲイブのことにきちんと向き合えない。ダンもゲイブを愛していたのに、その思いに蓋をして、ダイアナを支えることで自分が支えられてきたんだなと。オルゴールの時に、ダンは毎晩そばいにた。と言っていた。自分自身と向き合って、ゲイブへの気持ちに整理をつけるための別れ。分かっているのかダンは引き止めない。それとも止めても無駄だと諦めているのか。

見えているのかゲイブも玄関にいて、ダイアナが出ていくところを見届ける。引き止めはしない。でもその顔がとても悲しくて寂しくて、でも乗り越えなければいけない悲しみだとゲイブもわかっていて…。その切ない表情を思い出して、今書いていても涙が出てくる。さよならママ。パパのことは任せて。と言っているようだった、もう泣いてる…(ずっと泣いてる)

 

I Am the One (reprise)

ゲイブの最後の役目はダンに自分の存在に向き合わせること(だと勝手に思っている)。1幕で「ママを支えてきたのは僕」と歌うところを「パパを支えてきたのは僕」「僕を見て」「僕の存在を認めて」彼はいない。いなかったことにしようとダイアナだけが悲しみに暮れていると思うことで自分を保ってきたダン。ダイアナがいなくなり、守る存在がいなくなったことで、初めて自分の気持ちに向き合う。

ダンはずっとゲイブが見えていたのかな。ゲイブになんでダイアナと一緒に行かなかったんだ?と詰めてるし。見えてたけど見えないふりしていたときもあったのかな。少なくとも、ダイアナよりは見える頻度は少なかった気がするけど……最初のほうでダイアナが来ていた赤色をダンが着ている。ゲイブを失ってダンもずっと狂うほど悲しかったはず。ゲイブはパパに自分がいなくなったことちゃんと悲しんでもらいたかったんだろうな。なかったことにされてきたから。生きてた8か月も透明にされてたのかも。お互いに本当の気持ちをぶつけ合う2人。何度もコンタクトを落とすほど、大泣きして演じた岡田さんにもらい泣きするする。

「僕を見て」「僕の名前を呼んで」ゲイブの願いが通じ、劇中初めて、ダンによりゲイブの名前が呼ばれる。「ゲイブ…ガブリエル…」「Hi.パパ」やっとゲイブに正面から向き合えたダンだけど、ナタリーが帰ってきてダンが正気に戻ったのか、名前を呼ばれてGAME OVERになったからなのか、ゲイブは去っていく。今回、すっといなくなっただけなので、また出てくるのかもう出てこないのか今いちわかりにくかったけど、どうやらもう出てこないみたい。そのことが分かってから観ると、更に泣ける。ゲイブはダイアナが出て行って二度と会えないことも、ダンに名前を呼ぶように訴えて自分が消え去ることも分かっていたのに、家族のこれからを思って自分がいなくなるように仕向けるところが本当にけなげで泣ける。もう死んでいなくなっているはずのゲイブに人格を持たせることによって、彼が1番悲しい存在になる。病気のダイアナや報われないと嘆くダンよりも。ゲイブのためにもどうか…という気持ちが湧き上がってくる。

 

Light

ナタリーが家の電気をつけて、初めて自分の誕生日を祝ってもらった(これは友人が気づいてくれた!!きっとそうであろう!!)ケーキにはろうそくの灯が!!6人が全員で歌うLightは全体を見るべきなんだけど、ヘンリーとナタリーのいちゃいちゃ小芝居(言い方…)に毎回釘付けになり、結局最初から最後まで全体が見れなかった…。この件ばかりはヘンリーを恨みますw

ナタリーの家に入り浸るヘンリーを見てると2人はうまくいっていると思うし、ずっと幸せでいてほしいと願わずにはいられないし、それを暖かく見守るダンの元にはいつの日か、一緒にゲイブのお墓参りに行ってそのまま一緒に帰ってくるダイアナがいてほしい。

大なり小なりそれぞれ希望…Lightを見つけて明日からも生きて行く…というエンディングは…あっという間でした。2人を凝視してたので……

 

とにかく、6人それぞれの実力に触れ、物語と音楽も素晴らしく、ミュージカルというものに触れさせてくれてありがとうという気持ち。

きっかけは橋本くんだったけど、ミュージカルっていいなぁって心の底から思ったし、他の作品も色々観てみようと思わせてくれたとっても素敵な作品でした。

そして、瞳子さんにはすっかり魅了させられてFCに入ったし、新納さんはめちゃくちゃ歌が上手いことが分かったし、岡田さんの歌もトゥビコン以来に浴びれたし、海宝くんはミュ界の宝だってこの目と耳で実感できたし、昆ちゃんはキュートでめちゃくちゃ歌が上手くて、5人とも大好きになったので、出演作品はまた観に行きます!!

橋本くんはこの強者5人の中に飛び込み、ちゃんと6人になれてて本当に頑張ったんだと思う。

 

ステキな時間を何度も何度も本当にどうもありがとうございました。

次回、1度だけご縁あって観劇できたNチームについてお話したいと思います。f:id:ABaCo0519:20220526003129j:image

瞳子さんのいつかのインスタのマネしてみた