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Crazy is Perfect!!

橋本くん出演N2N感想③

N2Nの感想Vol.3まで来ました。今回は2幕の感想を書いていきます。

 

Wish I Were Here

4日(だった気がする。メモがどっか行ったw)も連続でダイアナが電気ショックを受けている現実を受け入れられずにダイアナの抗うつ剤を飲みまくり、ラリってクラブも何件もハシゴするナタリー。優しく付き添うヘンリー。本当、カーブだよヘンリー。怒るわけでも諭すわけでもなく、ただ身体を心配して知らないクラブから彼女を見つけて家まで送り届けてる。

そこでECT(電気ショック療法)を受けているダイアナとラリってトリップしているナタリーが幻想の中で遭遇する時の歌。2人でハーモニーを奏でながら、痛みのない自由な世界、ここにいたい。と叫び続ける。ここの振り付けでダイアナがナタリーをバックハグするみたいに伸ばした腕を合わせるところがあるんだけど、すっかり宝塚を思い出してしまってもっとぎゅっとして!!と興奮を隠しきれなかった。宝塚時代の安蘭けいさん観たかった…。時すでにだいぶ遅し。

ここでのセリフ「あなたに薬はやってほしくないわ」「説得力あるね。ファイザー製薬カスタマーオブザイヤーに言われると」何回聞いても笑ってしまう。センス!!

横でナタリーを待っているおねむのヘンリーがかわいかった。夜更かし4日目だもんね。仕方ない。今日も家まで送らないと…。

 

Song of Forgetting

ECTの後、結構な記憶をなくしてしまったダイアナにあれもこれも忘れてしまったのかと問いかける歌。特に母親に忘れられたことを知るナタリーの絶望っぷりは胸が痛い。でも、ダンのことは忘れてない。結婚したことは覚えていないけど。もちろんゲイブのことも覚えていない。

やっぱりダイアナにとってダンは特別な存在なんだと安心する。

 

Hey #1

ラリってからナタリーはヘンリーを避けるようになる。その理由は歌われていないけど、やっぱり自分も母親と似ていることがあって、父であるダンのような目に遭わせたくないという気持ちで、浅いうちに(とっくに大好きなんだけど)別れようと思っているのかと感じた。でもヘンリーは諦めない。ダンスパーティーに誘う。そう!!私はネタバレを回避しつつ初日に観に行ったのであの青いタキシードも知らなかったのでここの『ダンスパーティー』という単語で「もしかしたらおめかしヘンリーが拝めるのでは?!」とその後のストーリーが全く入ってこない位ドキドキワクワクジェットコースターだった、こんな気持ちは久しぶりなので本当に何も知らずに観てよかったと思った。世間ではゲイブの下りでネタバレなしで観に来てねと言われていたが、私的には断然こっちだった。

 

Seconds and Years

ECT後、Dr.との診察。記憶を忘れるのはノーマル。ここでタイトルの単語が初めて出てきた。ダンが「何がノーマルだ。長いことノーマルじゃない」とぼやく。ごもっともw

何回もETCって書きそうになるw

 

Better Than Before

写真を見せながらダイアナの記憶を取り戻そうとするダンとナタリー。3人で話しているシーンはどこにでもある家族。内容はぶっとんでるけどw後半からリビングの椅子が4つから3つになっているのに気づいて鳥肌がたった。誰が片付けたんだろ?ってダンだよね。

ダンは楽しい幸せな記憶に塗り替えようとするけど、ナタリーはここぞとばかりにダイアナの苦行をぶちかます。それで少しずつ自分のしでかした事件を思い出していくのがおかしい。このままゲイブのことを思い出さなければ…。てなわけにはいかないよね。

 

Aftershocks

忘れ去られたゲイブが1人歌う。忘れたけど魂に1つ焼き残した。と。恐い。自分が忘れ去られることに恐怖を覚えつつ、このままでは終わらせないとばかりに言い放つ言葉が「忘れ去られた記憶(自分のこと)それが後遺症」恐い…。そして悲しい。でも出てきてほしくない。複雑。

 

Hey #2

ヘンリーがナタリーの家を訪ねてくる。ダイアナはゲイブと同年代のヘンリーを見て何か欠けているものがあるような違和感を覚える。どうしても、ダイアナとヘンリーが並んでいるとワクワクしちゃう。ここで1日だけ1階にいるヘンリーと2階で様子を見ているゲイブが上下でピッタリ同じところにいてシンクロしている演出なのか?!とゾクゾクしたけど、偶然だったw

ヘンリーはこの家族にいつも変化のきっかけをもたらす。

ヘンリーは家に入ったはいいけど、なかなかナタリーに会いに行けない。拒絶されたら凹むもんな…。で、階段じゃなくてハシゴから明るく登場することにしたようでwピーターパンばりにハシゴに上りながら片手を広げてHey!と声をかける。ここマジで写真ください。脳内再生もいつまで持つか……長い手足とキラキラした笑顔がステキだったよヘンリー…パーティーに行かないと言い張るナタリーに8時に迎えに来ると言って強引作戦に変更するヘンリー。けなげ。ナタリーはしつこく自分にまとわりつくヘンリーに「誰かに似てる。めんどくさい人」とぼやくんだけと、これってダンのことだと思う。パパのことも本当は大好きなんだよね…。ヘンリーが帰った後もナタリーはずっとチケットを見つめ続けてる。もちろん私の願いはお願いだからパーティーに行ってくれ、YOU、行っちゃいなよ!!(切実)

 

You Don't Know (reprise)

先ほどのダンとの喧嘩ソングの歌で今度は「私何を失ったの?」とDr.に詰め寄る。最初はダンに向かってYou Don't Know、今度は自身に向けてI Don't Know  センス!!ここで「話していますか?あなたの病気と息子のこと」と聞かれ、「息子?!」となるダイアナ。ここの息子のことでピタッと終わるも子気味いい。最後に「結婚したことさえ覚えていない。そこら辺の性的に欲求不満で子育てしかしない主婦と一緒にしないで」に対して「興味深いことに2つの問題の根底は似ている」この2つの問題が似ている点について、ゆっくり考えようと思っているけど、整理できないまま今に至っている…誰か教えて……。

 

How Could I Ever Forget?

It's Gonna Be Good(rep)

ゲイブの思い出のオルゴールをみつけたことで、ゲイブを思い出した曲。ここも瞳子さんの熱唱に涙腺崩壊。曲のタイトル通りで「忘れるはずない。あの日あなたを失った」から始まり、ゲイブが死んだ日の情景を歌う。ダンは思い出しても辛いだけだと、ゲイブを思い出すダイアナを止めようとしてあのノリノリのit's Gonna Be Goodを挟んで「(思い出さなければ)よくなる今より良くなる」と歌うけど、ダイアナは一切聞き入れない。2人のぶつかり合いにキリキリする。何かのきっかけで2人とも壊れてしまいそう。

それにしても8か月の子供が腸閉塞で病院での誤診で死んでしまうなんて…。親はどれだけ自分を責めるのか。胸が締め付けられる。ダンとダイアナ2人で歌うこの曲はもう涙なしでは…(ずっと泣いてるけど)ここでずっと引っかかっていたことをダイアナがダンに質問する。「私たちの息子は何て名前なの?あなたから息子の名前を聞いたことがない」ダンは答えないまま思い出のオルゴールを揉み合いながら取り合って、オルゴールをバンってダンが投げ捨てた直前にヘンリーがやってくる8時。ナタリーも8時に合わせて階下に降りてきていた。2人ともコートを着ているけど、その下はおめかし!!両親の修羅場にナタリーは2階に上がり、ヘンリーは階段の構造を無視した4段飛ばし位でかけ上がりw、ナタリーを追いかけていく。問題が大きいのは圧倒的に親のほうだけど、この2組がどうなるのかハラハラドキドキが止まらない。そしてパーティーは?!オルゴールが自分の前に飛んできて本気でビックリしてる橋本くんがかわいかった。ガチの時あったでしょw

 

Why Stay? / A Promise

喧嘩ソングpart2.完全に記憶を取り戻したダイアナが、「なんで?!どうして?!」とダンに詰め寄る。立ち止まったまま前に進めない。ここでの2組のシンクロが秀逸すぎてもう、涙が止まらない。歌詞はしっかり覚えていないけど、なんでこんな面倒な私に構うの?!もうどこかに行って、終わらせてみたいなことをダイアナとナタリーがそれぞれ口にする。ダンメインなんだけど、どんなことがあっても一生かけて君を守る。そばにいる。的な約束をする。ここのダンとヘンリーが一緒に歌うところが、毎回よくなってきていて胸が熱くなっていた。私的にはこの歌が1番上手(と言ったら偉そうだけど)に歌えている気がして、ここのダンとヘンリーが一緒に歌うA Promiseがとても好き。途中でヘンリーは歌うのをやめる(先にナタリーはヘンリーに身をゆだねたから)んだけど、独唱の岡田さんが本当に素晴らしくて、引き続きの号泣。すごく素敵な歌詞がたくさんあったんだけど、2人の歌が素晴らしすぎて聴き入ってしまっていた。CDの発売とか贅沢なこと言わないから、日本語訳詞だけは欲しい。この素晴らしい愛の告白の歌詞で覚えているのは「誓うよ」と「きみのために」だけw

 歌が終わってからの橋本ヘンリー毎回ではないんだけど、立ち上がったナタリーの服をパンパンって払ってあげる動作やコートの裾をピッて伸ばしてあげたり優男動作が大渋滞でもう今大事なとこだから何もしないで見ちゃうからwという感じで何が言いたいのかと言えばきゅんでした。

 

ただこの2人、男にここまでの愛の告白をされても一筋縄ではいかなく…。しかも幻想のゲイブが現れる。出てきちゃったかぁ…、やっぱり……。

でもダイアナ!!今までのようにゲイブにすがらず、一目散にナタリーに助けを求める。「ナタリー!!!!」ここでまた号泣。ナタリーが事実上、「妹は透明」じゃなくなった瞬間かなって。ダイアナは幻想のゲイブではなく、今ここにいるナタリーを頼った。いいぞダイアナ!!もうここで終わりでもいいんじゃないかと思うくらい衝撃的なシーンだった。ナタリーは呼ばれると一目散にダイアナに駆け寄り、せっせと世話を焼き、病院に連れて行くからとヘンリーの誘いを断る。ヘンリーの引き際が見事で、手伝うよ!大丈夫!後で必ず行くから!向こうで待ってる!と話が早い。お願い!!絶対パーティーには行ってほしい…(邪念)ナタリーはずっと自分にこうやって頼ってほしかったんだな。ママのこと大好きなんだなって泣ける。

この流れが矢のように早くて何回観てもスピーディーで忙しい。ここまでくると、ずっと泣いてるからどこで泣いているのかもわからなくなる。よかったナタリー…

 

I'm Alive (reprise)

現れたゲイブのターゲットは完全にダン。ここでみんなが名前を呼ばなかった答えがわかりかける。ちゃんと覚えているわけではないんだけど、僕の名前を呼ぶまで、あなたは僕を操れない的なことを言っていて、名前を読んだらどうにかなっちゃうんだということだけは分かった。で、いろんな解釈を読み漁っていたら、これは僕の名前を呼ぶまで居座るゲームで、名前を呼んだら僕を去らせることができるルールというのをどこかで見て深く納得できた。自分だけではたどり着けなかった…1幕のゲイブは僕は生きてる!!まだまだ生き続けるぜ!!って感じだったんだけど、今回は終わりを覚悟してるI'm Aliveに聴こえて変わらずパワフルで素晴らしかったけど終わりが見えたような気がして切なかった……

このI'm Aliveから次の曲の流れがめちゃめちゃ好きで。

 

The Break

Make Up Your Mind / Catch Me I'm Falling (Reprise)

2階の下手に駆け込んできて最初からMAXハイテンションでロックナンバーを畳みかけて歌う瞳子さんがとんでもなくかっこいい!!しかもその歌詞が

「脳の髄液と女性フォルモンが私を狂わせる」エロくて大好き。ダイアナの場合は病気が原因だけど、ぜひ元気な状態でこんな感情に溺れてみたいw

その後治療を続けようと説得するDr.だけど、ダイアナの心はもう決まっていた。初めてDr.が焦っていたところを見た。初めての「想定外」だったのかな。それにしてもECT後のダイアナの芯の強さが引き立つ。もともと聡明で明るい人だったんだろうな。本当に自分がこんなになってつらかっただろうな。

 

この後ストーリーはエンディングへ。もう、涙と鼻水でマスクをぐしょぐしょにしながら毎回観劇していた思い出…

このあたりになると、あぁもう終わりかぁ終わっちゃうのかぁという別の寂しさもあり、あまり集中できていなかったかもしれませんが、続きは次回。
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ずっと満員御礼だったクリエ